情報システム学会・浦昭二記念賞の第1回実践賞に選ればれ表彰されました

情報システム学会の全国大会・研究発表大会が、
2016年11月12,13日、富山国際会議場にて開催されました
テーマは『富山から見える“地域社会と情報システム”の未来』でした

この大会で、今年7月に創設された浦昭二記念賞の第1回実践賞に
『コンピュータ概論――情報システム入門(第6版)の出版と
継続的な情報リテラシ教育の実践』が選ばれて、受賞いたしました
(受賞者:魚田勝臣(代表:専修大学名誉教授)、渥美幸雄、植竹朋文、
大曽根匡、森本祥一、綿貫理明(以上、専修大学)、石井徹也(共立出版))
当日の地元新聞:富山新聞ほか各メディアで報道されました
朝日デジタルニュース
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CNRAI30167200.html?iref=
andM_kijilist

まことに光栄なことで深く感謝しております。

この本は1998年1月に初版を刊行しました
その2年前1996年から計画したので今年でちょうど20年になります
当時は電子計算機概論という名称でしたが、同期入職の大曽根匡先生と相談して、
浦昭二先生が提唱しておられる情報システムの教科書を目指すことにしました
共著の先生方と研究会や合宿をして計画のすりあわせをしました
身近な話題から核心・理念に迫る、マクロな話題からミクロに迫る、つまり俯瞰的に見る、
そうした筆致で書き進めることにしました
読んで飽きの来ないように、要所に気楽な話題をコラムとして挿入するようにしました
一方、この本を教科書として使って下さる先生方に、
教材(授業で使うスライド:当時はOHPフィルムでした、試験問題や演習問題、話題など)を
CD-Rで提供することおよび
3年に一度の周期で改訂版を発刊することを決めました
後者は,この種の本は3年ぐらいで陳腐化することを見越したものでした

こうした方針は、今日まで継承しております
来年1月には第7版を刊行することになっていて、現在校正作業中です
当初、経営や経済商学など文系の皆さんのための本として計画したのですが
今では理系の学部でも多く採用されています
このような長期にわたる地道な活動が、評価されて感無量です

情報システム学会・富山大会は、その他に次の3つのことで、私にとって思い出深い大会となりました
・研究発表したこと
 協働の原形は富山の配置売薬にあり−複合PDCAサイクルによる活動の勧め−
 魚田勝臣、大曽根匡(専修大学
・富山の配置薬システムについてレクチャをしたこと
  「人間中心情報システムとしての配置売薬活動」
黒部峡谷ロッコ電車に乗りパノラマ展望台行ったこと
これらについては、後日、報告したいと思います
今年も大変お世話になり、有難うございました
どうぞよいお年をお迎えください
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魚田勝臣